2010年11月20日土曜日

Sensitivity

子供の頃、どうしてもしたくないことを強要されると「自分も他人も世界もすべて消えてなくなれ」と思った。心の中にある自分だけの部屋に閉じこもって、扉につっかえ棒をして、灯りを消して、食事もしないで、うずくまって、震えた。それは誰もが普通にできる何でもない簡単なことなのに、嫌だった。自分の気持ちは永遠に理解されないと思った。自分が見つけられず、自分が誰なのかわからずにもがいていた。

ひょっとしたら今でも。

子供のピュアなデリケートさは感性の光だ。その輝きを大人になってもずっと持ち続けている人が僕は好きだ。