2011年2月28日月曜日

Valoir l`os

昨日、27日の日曜日に乳飲仔羊、「アニョー・ド・レ」を半頭、右半身を解体した。僕は料理するのが目的だから普段は「肉をさばく」と思って作業する。

しかしこの日は違った。骨の間接を外さないようにして骨を大切に、骨から筋肉を取り外す作業だ。何故ならばこの日は僕がお世話になっている「整骨院」の先生達の勉強会だったからだ。

医大などにいって人体を見ることもできるそうなのだが、レストランの厨房で相手が羊なら自由に細部まで観察できるから、ということで話が決まったのだ。

普段なら肉を部位で分けるためにどんどん間接で切り離してしまう。しかし今回のような趣向で肉をさばくとまた違った物が見えてくる。今後の作業に影響するであろう面白い体験だった。