2011年4月26日火曜日

Sanuki Udon 7

同じ職人さんのうどんを食べ続けている。僕はこの人のうどんが好きだ。4年間食べていてまだこれからも続く。勿論間には他所のうどんも食べる。比較論もあるからだ。最近、思うこと、ただ出されたうどんを主観でもって美味いの不味いの言うのは簡単だけれど、食べ手はどうなのかしら、ということ。

仮に10回中10回同じクオリティーのうどんや出汁が出て来たとする。でも食べ手の食べ方で何か変化する部分もあるのではないか?

僕は食べ方を研究するようになった。同じうどんをもっと美味しくする技術があるのではないか。温かいうちに食べるとか、出汁に薬味を入れるタイミングや量といった当たり前のこともそうだけど、1回に口の中に入れるうどんの束は何本くらいがいいのかとか、どれくらいの部分をどれくらいの時間出汁につければいいのかとか、どの程度噛み、どの程度はのど越しにするのかとか・・・。

自分の中ではこの職人さんのうどんはこう、という食べ方がだいぶ解ってきたのだけれど、勿論10人10色だと思う。僕にはそんな面倒なことを考えながら食べるうどんが美味しい。食べ手のマナーと見識で同じ物でも美味しくなるってことを身をもって体験できている。

他人に対する敬意は常に物事を向上させると思う。


私達は「TAP PROJECT 2011」に参加しています。