2011年12月30日金曜日

Truffe 43

「Tuber melanosporum」

トリュフと一言にいっても様々な種類がある。産地、国籍も色々だ。フランス、イタリアでは加工品の場合、食品表示にトリュフの学名を表記することで品質を管理し偽物が横行するのを防いでいる。

「黒トリュフ」のマーブル模様の黒い部分は胞子を蓄えている。トリュフは栽培ではない。しかし通常の天然茸を採りに行くように森の中に入ってゆくわけでもない。トリュフ園を作ってある程度成長を管理しているのだ。多くの場合「ナラ」や「ハシバミ」の木の若い根にミコリザという菌根を作り地中で寄生して成長してゆく。地中約10cm~30cm程度の深さに存在し地上に出てくることはない。だから昔は豚、今は犬の嗅覚を頼りに探し当てるしかない。

とても複雑で厄介な存在だな。