2012年2月10日金曜日

Bibliographie 21 [Le Patissier Pittoresque 1]

「Le Patissier Pittoresque」 (Paris, 1828, 3th edition) par Marie-Antoine Carême (8 June 1784–12 January 1833)

「Le Pâtissier Pittoresque ル・パティシエ・ピトレスク」 (パリで1815年初版発行、カレームの死後だが第4刷が1842年)。

「Marie-Antoine Carême  マリ-アントワーヌ・カレーム」については世界中で研究資料が発表されている。日本語の文献も存在するので理解はしやすい。多くの著作を残したから研究しやすいのだと思う。

「Pièce montée ピエス・モンテ」に情熱を注いだことで有名。ピエス・モンテとは料理や菓子の盛り付けを建築的立体感と装飾とで表現する(今からすれば)古典的技巧。そして当然、その時の最先端だったはずだ。

僕の手元にあるものは1828年の第3版で著者直筆のサイン入りというとてもありがたいものだ。僕は時折カレームのサインを指先で愛でて当時の精華に思いを巡らすのだ・・・。