「Le Maître d'hôtel français」 (Paris, 1822, Tome 1 et 2) par Marie-Antoine Carême (8 June 1784–12 January 1833)
フランス料理の料理人で「Marie-Antoine Carême マリ・アントワーヌ・カレーム」を知らない者はいない。カレームへの興味は料理のルセットそのものだけではなく、ピエスモンテやそのプレザンタシオンの方法をまとめた部分にも大きな比重がある。これはカレームがパティシエでもあるところに起因するのだろう。会食や宴会などのノウハウを解りやすく解説した点も重要だ。
そして「L'Art de la cuisine française au XIXe」へと続いてゆくのだが残念ながら僕は復刻版しか持っていない。
中表紙の料理人の挿絵は料理書やカルトなどで今もよく見かけるものだ。