2013年9月30日月曜日

Truffe 63 [Truffe blanche d'alba]

2013.9.28 Truffe blanche d'alba

先週の土曜日にイタリア、アルバ産の白トリュフが入荷した。

フランスの冬黒トリュフは奇跡のような素材だ。

言葉で例えがたいあの妖艶な香り。

トリュフはキノコの仲間であるが地中で育ち地上に顔を出すことは無い。
ゆえに見つけ出すのも容易ではない。

古来は豚の鼻がトリュフの在りかを探し出した。今は犬の嗅覚だ。

そして白トリュフ。
価格は黒トリュフの4~6倍、一粒に数万円もの価格がつけられる。

白トリュフは勿論、栽培など出来ない上に採取地も限られている。
極希少な素材だ。

イタリア、ピエモンテ州のアルバで採れる白トリュフは極上とされている。

ニンニクやガスを連想させる妖艶にして複雑、そして迫って来るような香り。

白トリュフは食したいと望んでも何時でも何処にでもあるわけではない。
そこには極限られた「出会い」が必要とされる。